Masimoは、革新的な測定、センサー、患者の監視など、業界をリードする幅広い監視技術を開発、製造するグローバルな医療技術企業です。Masimo Hospital Automation™プラットフォームに支えられた、Masimoの接続、自動化、遠隔医療、遠隔監視ソリューションは、病院内外での医療提供を改善し、自動化しています。さらに、Masimoは、Masimo W1™ヘルストラッキングウォッチやStork™ベビーモニターなど、拡大を続ける幅広い消費者向けの健康およびウェルネスソリューションを提供しているほか、Bowers & Wilkins®やDenon®などの伝説的なオーディオブランドのサウンドデバイスも取り扱っています。
課題
Masimoのチームは、消費者向け健康およびウェルネス製品を拡大する中で、製品の梱包の美観と頑丈さの向上を目指していました。特に設計チームは、出荷中に箱を保護する一方で、製品に洗練された外観と感触を与えるために、箱の周りにプラスチックのシュリンク包装を使いたいと考えました。
シュリンク包装は家電業界で一般的な梱包技術ですが、Masimoはこの工程を一度も行ったことがなく、社内にはシュリンク包装工程開発のための人材や経験がありませんでした。手動での工程はコストがかかり、エラーが発生しやすいことが判明したため、工程エンジニアリングチームは、アウトプットを増やして一貫性を確保するために、完全に自動化されたシュリンク包装工程の実装を模索しました。
シュリンク包装の要件は、以下のとおりです。
- プラスチックラップを、裂け目、しわ、空隙といった外観上の欠陥がないように収縮させます。
- 製品の外観を損ない、開けるのを困難にする過剰な三角形のプラスチック片である「耳折れ」のサイズを最大長0.060インチまで最小化します。
- (1)および(2)を達成するために使用する材料の量を最小限に抑えます。
Masimoが購入した熱収縮装置は、連続して動作する2つのユニットで構成されています。1つ目のユニットは製品パッケージの周りを熱収縮材料で包み、2つ目のユニットはその包装を収縮させます。1つ目のユニットは、使用される材料の量を制御する3つの数因子で構成されています。
- バッグの長さ
- フィルムの前進速度
- ラップの長さを決定するテーブルの奥行
2番目のユニットはプラスチックを加熱して収縮させるもので、2つの数因子で構成されています。
- 密封時間
- 密封温度
Minitabの貢献
概要
- 1989年創業
- 本社所在地 カリフォルニア州アーバイン
- 医療技術と家電を専門とする
課題
シュリンク包装工程を自動化および最適化し、特に箱から耳折れを除去することで美しさと一貫性を高めます。
使用製品
Minitab® Statistical Software
結果
- Gage R&R分析を使用して測定システムの精度を改善
- 自動シュリンク包装工程の導入に成功
- 耳折れの目標の長さを達成して梱包品質を向上